看護部の特徴
看護部の特徴
1. 老年期看護
当院の目指す看護師像に「老年期・認知症ケア」について学び、患者さん個々に合わせた看護実践が提供出来ることを目指しています。
老年期の4側面を捉えたベッドサイドケアの充実を大切にしています。
認知症ケア委員会と協働し「パーソナル・センタード・ケア」「ユマニチュード」を学習し実践しています。
〈個別的ケア〉
● 看護計画
1人1人個別的看護計画を立案し、ケアを提供しています。
毎日、看護ケアカンファレンスをしています。
〈食事ケア〉
食べることは人間の基本的なニーズがある。
個別性に合わせ、楽しみとして食べることを大切にしたいと考えています。
● 反復唾液飲みラスト
● 水飲みラスト
● フードラスト
など、技術を持って取り組んでいます。
〈排泄ケア〉
目的:1. 排泄障害に応じたパターンが確立できる
:2. 排泄行動が安全に自立できる
:3. プライバシーが守られ安心して排泄ができる
● 一例:尿留置カテーテル抜去の取り組み
〈レクレーション〉
・毎日レクレーションを開催しています。
スタッフがお手製でボールゲームや魚釣りなどを企画しています。
・季節毎にイベントを開催。
令和5年6月には「ウクレレ・オカリナ演奏会」をしました。
〈ケア用具の一例〉
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2. 透析看護
透析ベッド28床完備しています。
平均患者数として入院患者30名強と外来患者50名強の患者さんの治療を行っています。
透析患者は、生涯継続し治療の継続が必要で、週の半数を治療に充てなければなりません。
セルフケア理論をはじめとし様々な看護理論や援助方法を方策に関する知識や技術を身に付け患者が治療や療養生活を送れるよう援助していくことが大切です。
ワンフロアで看護師、看護助手、臨床工学技師が協働しています
病棟透析ができるよう準備しています
看護師、臨床工学師が協働で穿刺、機械設定を行っています。
看護師と臨床工学師がペアを組んで受け持ちをします
運動療法の一環で、午前午後に運動を一緒にしています
毎日医師との回診があります
看護部の特徴
3-1. 多職種共働
● リハビリカンファレンス
● 栄養カンファレンス
● 医師、薬剤師との回診
● 退院支援患カンファレンス
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3-2. タスクシフトケア
● 看護助手
・体重測定や測定値入力
・書類事務作業の移行、登録代行
・尿留置カテーテル尿はき
・経管栄養の準備、後片付け
・検査搬送など
● 検査科・放射線科
・検査搬送の介助
● 臨床工学科
・内視鏡洗浄移行
● 栄養科
・栄養食事箋の入力管理
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4-1. 働き方の工夫
日勤のみ正規職員
● 子育てや介護、家族がいる職員
病棟や夜勤のない透析や外来で活躍
夜勤あり正規職員
● 育児休暇明けの8割が夜勤を希望
夜勤は1回からOK、平均4回/月です。
入浴介助の
非正規職員
外来や人工透析
の非正規職員
夜勤専従の
非正規職員
プラチナナース
非正規職員
9:00〜16:00
土・日、祝休み
入浴介助時間で活躍
ほぼ全員が勤務時間が違う働き方
16:45〜9:15
時間外なし
29,800円/回〜
日にち指定OK
認知症のある患者さんの年寄りのみ
人工透析室のフットケア専門のナースなど
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4-2. 健康で安全な職場
〈人間工学的要因〉
職場における「腰痛予防」に力を入れています。
● ベッドの自動化
● 仮眠マットレスの質向上
● ボディメカニクスの技術向上
● スライディングマット
● ノーリフトの取り組み、リフトを令和5年から使用開始
● エアマットの自動体位交換への全台切り替え
〈勤務・労働時間要因〉
項目
看護協会の推奨基準
当院取り組み
①勤務間隔
最低11時間以上間隔を空ける
○
拘束時間13時間以内
②勤務の拘束時間
○
③夜勤回数
3交代は月8回以内、それ以外の勤務は労働時間に応じた回数
× 夜勤が16時間
④夜勤の連続回数
最大2連続
○
⑤連続勤務日数
5日以内
△ 夜勤は○
⑥休憩
夜勤は1時間以上
○
⑦夜勤の仮眠
夜勤の途中で連続した仮眠
2時間
⑧夜勤後の休息
1回の夜勤後は概ね24時間以内確保
○
⑨交代の方向
正循環の交代周期
○
⑩早朝の作業
7時前の勤務は避ける
○
〈時間前・時間後労働是正〉
「石橋胃腸病院 帰るんプロジェクト」
令和元年よりプロジェクト開始
● 業務改善委員会発足
・ 情報収集項目の統一
・ 電子カルテワゴンを回診車に見立てナースステーション横断を是正
・ 看護記録場所を病室廊下としてナースコール是正
● タスクシフト他職種連携強化、責任者会議で協力依頼
● 夜勤白衣導入
● 令和5年6月日勤者ナースステーション入室時間規制
効果:時間後労働が増えることなく改善!
〈1ヶ月1人あたりの平均時間外〉
令和2年
令和3年
令和4年
令和5年
0:46:13
0:45:18
0:45:21
0:42:35
〈有休取得率〉
令和2年
令和3年
令和4年
令和5年
73.63%
71.99%
71.51%
91.25%
〈心理的要因〉
● 人間関係の確認
・ 師長、主任との面談強化
・ 職員相談窓口の設置
● ハラスメント、院内暴力対策
・ 安全管理委員会、衛生委員会での規則マニュアルの作成と設置
令和4年度は、院内暴力発生時対応の勉強会開催
看護部の特徴
4-3. 業務の効率化と安全のための工夫
インカムの使用とスポットチェックモニターの使用で無駄な動線を省き、情報共有を素早くタイムリーに行います。
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5. 看護師制服の紹介